
フェルデンの効能
慢性関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群
フェルデンの作用
フェルデンはオキシカム系解熱鎮痛消炎剤で、非ステロイド抗炎症薬(NSAID)のひとつです。
炎症を鎮めて痛みや熱の症状を改善することができます。
ただし、痛みや熱の原因そのものを治療することはできません。
有効成分のピロキシカムが炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジン(PG)の合成酵素「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害することにより、プロスタグランジン(PG)の生合成を抑制します。
フェルデンの用法用量
通常、成人にはピロキシカムとして、20mgを1日1回食後に経口投与する。
頓用の場合には20mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高量は30mgとする。
フェルデンの一般的注意
【慎重投与】
- 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている人
- 次の既往歴のある人
消化性潰瘍、血液の異常、出血傾向
肝障害、腎障害、心機能障害、高血圧症
過敏症、気管支喘息 - 高齢者
フェルデンの主な副作用
胃・腹部痛、胃・腹部不快
嘔気(悪心)・嘔吐、食欲不振、胃もたれ感
浮腫、発疹
【重い副作用】…めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください
・消化性潰瘍・胃腸出血…胃痛、腹痛、下血(血液便、黒いタール状の便)、吐血(コーヒー色のものを吐く)。
・腎臓の重い症状…尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。
・肝臓の重い症状…だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が褐色。
・重い血液成分の異常…発熱、喉の痛み、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や歯肉出血など出血傾向。
・重い皮膚症状…高熱、ひどい発疹・発赤、唇や口内のただれ、のどが痛い、水ぶくれ、皮がむける、強い痛み、目の充血。
・喘息発作の誘発…咳き込む、ゼーゼー・ヒューヒュー息をする、息苦しい。
・アナフィラキシーショック症状…気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。
- スミナット(イミグランジェネリック)
- 片頭痛の急性期治療薬です。頭痛発現時に早期服用すると効果的です。
- ボルタレンカプセル
- ボルタレンの徐放剤。持続性が特徴です。
- インフェンプラスター30mg
- 非ステロイド系の鎮痛消炎剤です。炎症の痛みを和らげ、外傷後の腫れや痛みの改善に用いられます。
- ボルタレン徐放錠100mg
- 炎症や腫れ、痛みを和らげてくれる鎮痛・消炎剤です。
- イミグラン
- 血管内壁のセロトニン受容体に働き、拡張した血管を収縮させることにより片頭痛をやわらげる。